町田の小野路へ、春の味覚、筍を掘りに行ってきました。
小田急の鶴川駅から車で15分ほど、
道路から少し入ると徒歩数分で、見事な竹林のある里山が広がり、
ウグイスの鳴き声が響きわたります(このあたりでは、
一年中、ウグイスが鳴くそう)。
集合場所の建物は元アーチェリー場のクラブハウス。
いまは石彫家の宮沢泉さんが主宰するアトリエIZUMIのアトリエとして再生して、
アーティストのワークショップ、作品展覧会、朗読の会、映画上映会
などに使われています。
アトリエの裏庭で、さっそく筍掘りスタート。
必要なものは、スコップ、鍬、軍手、掘った筍を包む新聞紙、
ビニール袋。
写真のようにうまく掘り出せるとうれしいのですが、
これがけっこう大変な作業。数本も掘れば顔から笑みは消えるわけで。
筍は空気に触れる時間が長くなるほど、
エグクなるそうなので、掘ったらすぐに新聞紙で包み、
ビニール袋に入れて持ち帰りました。
翌日、あく抜き。
ぬかがなかったので、お茶・だし用パックに入れたお米と、
赤唐辛子を投入して30〜40分間煮ます。
あとは冷ましているあいだに、あくが抜けるのを待つだけ。
だいたい一晩が目安でしょうか。
水煮とは違う、しゃきしゃき感の残ったおいしい筍が食べられます。
そんなに待っていられない、すぐ食べたい!
という方は、焼いて食べましょう。
ただ、これは食べ過ぎは禁物です。
掘ってすぐでないと、やはり少しエグミがあり、
それもまたいい感じなのですが、たくさんは食べられません。
地元の方は、まわりの皮もそのままに、
熾炭の中でゆっくり焼くといいと言って、
食べさせてくれました。これが、うまい。
ポン酢をひとたらしするともうたまらんです。
旬の味を、自分で収穫して食べる喜び。
まねごとでも、ちょっとした満足感があるものです。
(H)
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