なんの花かわかる方は、かなりのハーブ通。
ご自分で育てているか、植物図鑑、植物画を見るのが好き
という方でしょう。
答えは「ディル 英名Dill 学名Anethum graveolens」。
パセリと同じセリ科です。
18世紀末(1792年)に描かれた植物画。
ディルは、5000年前の古代エジプトの墓にある、
ハーブリストにも載っているそう。
ヨーロッパでは、魔女除けとして使われる一方、
当の魔女も呪文や魔法をかけるのにディルのちからに頼ったのだとか。
強い植物なんですね。
このディル、最初こそ買ってきた種をプランターの土に蒔きましたが、
ここ数年は、花を咲かせ、種が風で飛び、時季がくれば、
いくつものプランターで芽吹き、生長して、また花を咲かせ…の繰り返し。
八百屋で手に入らないこともあるので、重宝しています。
ディルの花を見て「花火みたいだね、元気がでてくる」と言うのは、小学生の娘。
学校帰りに、近くの公園に立ち寄り、一日何個かずつ梅の実を拾ってきます。
動物に実を拾ってもらい、生きる場所を広げるのは、
植物の常套手段。思わず拾ってしまいたくなる
大きさ、形、色をしているのも植物のちからのひとつでしょう。
我が家に来てしまった実は、
この後、うまく子供たちに訴えかけ、
プランターの土にたどり着けば大成功。
ほったらかされるか、よくて梅干しになった姿が思い浮かびますが。
(H)
ギャラリーキッチンKIWI
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