愛媛の砥部で美しい梅に出会い、
梅干しを作ることに。
梅の名は「七折小梅(ななおれこうめ)」。
この梅、地元では「青いダイヤ」と呼ばれていて、
かつては梅10kgの値段がサラリーマンの初任給と同じくらいだったそうです。
値段の根拠は、うまさと希少価値にあるわけで、
「日本一甘く(糖度8度)、種が小さく、
梅干にすると香り高くふわっとした甘さが広がる
やわらかな果肉が特徴で、 雑草は手刈り、
収穫は梅雨時期に一粒一粒一粒丁寧に手摘みするなど
手塩にかけて栽培されています」(JAえひめ中央 七折梅部会)
下世話な話になり恐縮ですが、Aコープとべ店に並んだ
見るからに立派な南高梅がキロ200円(安い!)のところ、
七折小梅には約5倍のお値段(高級!だけど都心で買う
南高梅と同じくらいの値)がついていました。
それでも買ったのは、この色と甘いりんごのような香りが
なんともいえずよかったから。
2kg買って、家でさっそく梅干し作りです。
と言っても、簡単なものです。
梅をよく水洗いして一晩水に漬けておきます。
翌朝の作業時間を短くしようと先に楊枝でヘタをとってしまいました。
翌朝、いつもより1時間早く起きて、
あく抜きした梅の水を切ります。
ペーパータオルで一粒ずつよくふきます。
水分が残っていると黴びる元ですから。
1kgの梅に対して塩130g。
塩は四国つながりで鳴門の粗塩に。
瓶の口から見た図。
梅と塩を交互に重ねていきます。
4Lの瓶に2kgの梅が収まりました。
最後にホワイトリカーをワンカップほど。
ホワイトリカーの量を少し増やして、
塩を減らす作り方もあるようです。
いずれにしても、これで土用干しまで置いておくだけ。
最初の1週間は、どんどん白梅酢があがってくるのを見て楽しむ時間。
紫蘇は気が向いたら入れますが、そのままの色も好きなので
このまま干すことになるのでしょう。
忙しい方に朗報なのは、
この七折小梅、「土用干しはしなくてもよい」そう。
Aコープとべ店の売り場にあったチラシに書いてありました。
どういう意味かな? とJAえひめ中央 七折梅部会に
電話したところ「果肉のやわらかい梅なので、干さなくても
梅漬けとしておいしく食べられる」とのこと。
「もちろん干したらおいしい梅干しになりますよ」とも。
梅干しと梅漬け、今年はどちらも試してみます。
つづく。
(H)
Happiness is always delicious!
ギャラリーキッチンKIWI
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