2012年5月8日火曜日

筍のあく抜き

ガラス造形作家の奥野美果さんからのお誘いで、
町田の小野路へ、春の味覚、筍を掘りに行ってきました。

小田急の鶴川駅から車で15分ほど、
道路から少し入ると徒歩数分で、見事な竹林のある里山が広がり、
ウグイスの鳴き声が響きわたります(このあたりでは、
一年中、ウグイスが鳴くそう)。


集合場所の建物は元アーチェリー場のクラブハウス。
いまは石彫家の宮沢泉さんが主宰するアトリエIZUMIのアトリエとして再生して、
アーティストのワークショップ、作品展覧会、朗読の会、映画上映会
などに使われています。


アトリエの裏庭で、さっそく筍掘りスタート。
必要なものは、スコップ、鍬、軍手、掘った筍を包む新聞紙、
ビニール袋。

写真のようにうまく掘り出せるとうれしいのですが、
これがけっこう大変な作業。数本も掘れば顔から笑みは消えるわけで。



筍は空気に触れる時間が長くなるほど、
エグクなるそうなので、掘ったらすぐに新聞紙で包み、
ビニール袋に入れて持ち帰りました。

翌日、あく抜き。
ぬかがなかったので、お茶・だし用パックに入れたお米と、
赤唐辛子を投入して30〜40分間煮ます。


あとは冷ましているあいだに、あくが抜けるのを待つだけ。
だいたい一晩が目安でしょうか。
水煮とは違う、しゃきしゃき感の残ったおいしい筍が食べられます。

そんなに待っていられない、すぐ食べたい!
という方は、焼いて食べましょう。


ただ、これは食べ過ぎは禁物です。
掘ってすぐでないと、やはり少しエグミがあり、
それもまたいい感じなのですが、たくさんは食べられません。

地元の方は、まわりの皮もそのままに、
熾炭の中でゆっくり焼くといいと言って、
食べさせてくれました。これが、うまい。
ポン酢をひとたらしするともうたまらんです。

旬の味を、自分で収穫して食べる喜び。
まねごとでも、ちょっとした満足感があるものです。

(H)








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