2014年3月31日月曜日

web科学バー、4月1日新装開店!

画家・絵本作家の堀川理万子さんの絵
2011年にスタートした「大人の科学バー」が、このたび新装開店!
4月1日から、webマガジンをはじめます。
http://kagakubar.com(←ブックマークしてくださいね)

絵はすべて、画家・絵本作家の堀川理万子(ほりかわりまこ)さんに描いていただきました。
細かいところまで、宝もの探しのように楽しめるようにしていきます。

明日よる7時公開。お楽しみに!

(H)

Happiness is always delicious!
ギャラリーキッチンKIWI

2014年3月22日土曜日

【ルポ】科学バーネイチャー編 vol.4 「北アメリカ湖水地方の旅 ノースウッズの野生動物」

開店準備中
今宵の料理は、お話の舞台である北米湖水地方「ノースウッズ」ゆかりのワイルドライス、ブルーベリーに加えて、ある動物が食べるという海藻にちなんだ料理もご用意。すべて直前にスタジオのキッチンで料理家スヌ子が作ってお出ししています。

ワイルドライスのサラダ、サクサク! ピーナッツバターとブルーベリーのパイ、わかめとうどのサラダ、それから、はんぺんチーズクリーム、たまねぎソース、さらに、ストロベリー・メープルチキン、ほろ苦〜 ふきのとうタプナードパスタと盛り沢山。
お酒は、スパークリングワイン、ビール、赤ワイン。ソフトドリンクは、ペリエ、グレープフルーツジュース、ミネラルウォーターをご用意。
はんぺんとチーズクリーム
ネイチャー編名物ワイルドライス
海藻の秘密は後ほど
大竹さんも絶賛のパイ
苺とチキンは意外なおいしさ
ほろ苦
皆さんのお腹が落ちついた頃を見計らって、自己紹介タイム。お隣や目の前に座っている方同士がお話ししやすくなるのと、ゲストにとっては、どのような皆さんが聴いてらっしゃるのかわかったほうが話しやすくなるのですね。
子鹿ちゃんは寝ているの?
今回は、ゲストの自然写真家、大竹英洋さんのナショナルジオグラフィックの連載を読み込んでいる読者、お話会を主催されている方から、まったく大竹さんを知らずにご友人に誘われたから、という方まで多彩。

北米湖水地方ノースウッズに14年通って撮影を続け、NHK「ワイルドライフ」の案内役も務めた大竹さんですから、“語り部”となって、初めての方にもファンの皆さんも楽しめるトークを展開してくれました。
ノースウッズの語り部
北の大地の四季折々の風景と動物たちの写真は、どれも目を奪われる美しさ。ムービーで上映した、愛らしい母クマと子グマには「かわいすぎる!」の声。満点の星空、揺れ動くオーロラには一同ため息。
揺れ動くオーロラ
静かな時間もあれば、賑やかな時間も。
カリブーの雄を呼び寄せる道具の実演
スタジオに響きわたる「ウォ〜ン、ウォ〜ン、ウォ〜〜〜ン」の声は、現地で、野生オオカミの群れに向けて発した遠吠え。本物である証拠に、大竹さんの遠吠えを聞いて、森に隠れたオオカミが撮影できるほど近距離に現れ、遠吠えを返してきた映像は圧巻。野生のオオカミの姿がこれほど美しいとは!

昨秋、世界一遅い列車に乗って撮影に行ったのは、ホッキョクグマ。ハドソン湾に氷がはって、アザラシが氷の穴から息を吸いに出て来るところを狙って狩りをするシロクマは、氷がはるまで、じーっと待っている。ほとんど何も食べず、何もしないのだけれど、波打ち際にいるときに限って、海藻のヒバマタ(サプリメントとして売られていますね)を口に含んだり、食べているそう。これが今回、海藻サラダを作った理由(ヒバマタではありませんが)

春、夏、秋、冬。そしてまた春が来る。
ノースウッズの四季とそこに棲む動物たちの一年はめぐってゆくのでした。

大竹さんの世界をもっと知りたいという方は、まずはナショナルジオグラッフィックの連載をご覧ください。それからもっと知りたい! と思われた方は、傑作集となった福音館書店「たくさんのふしぎ」シリーズの『ノースウッズの森で』、同シリーズ『森のおく、湖のほとり』はKIWIに在庫があります。

次回は、大竹さんの帰国に合わせて。案内はホームページに掲載します。
どうぞお楽しみに!

(H)

Happiness is always delicious!
ギャラリーキッチンKIWI

【ルポ】三遊亭遊雀のほろ酔い落語会/第17回キウイ寄席

春色プレート
ありがたいことに、当夜も満員御礼。お忙しい中、お越しいただいた皆さまには、まずは、お酒と料理家スヌ子の料理を召し上がっていただきましょう。


切干豆腐、菜花としらすの卵焼き、松風焼き、サーモンのおすし、やりいかとうど、クレソンの黒七味サラダ、豚の金柑シロップ煮と盛り沢山。彩りはすっかり春。
乾物のおいしい食べ方
ちょっとピンボケ
くるくるがたまらん
いかとうど
金柑シロップ煮
お酒は、日本酒4種。芳香旨口の秋田・両関酒造「翠玉」、ワインのような花泉酒造「口万」、すいすい飲める新潟のスタンダード・青木酒造「鶴齢」、クセを楽しむ岡山・白菊酒造「白菊 雄町55」。スパークリングワインとビールもたっぷり。暖かくなったからでしょう、「とりあえずビール!」の声多し。日本酒は、酒屋さん一押しの「翠玉」が大好評。「白菊」は「燗でもイケル」とこちらも喜んでいただけたようです。 
芳香旨口
お腹も落ちつき、ほろ酔い気分になってきたところに、待ってました! 三遊亭遊雀師匠の登場です。軽快な小話を繰り出したあとに続いて、春と言えば、花見ですから、そう、あの噺です。「長屋の花見」。
いい雰囲気!
24人で遊雀師匠の落語を独占できる贅沢な時間のあとは飲み会。今回も、ご近所のKさんから珍しい、小布施ワイナリーの「SAKE」の差し入れ。長野産の美山錦のみを使い、「ブルゴーニュワイン的発想で希少量作り上げる」その味は、豊かな香りと味のワイン! いやよーく味わえば日本酒かな? と思わせる素敵な味。皆さん、唸っていらっしゃいました。いつもありがとうございます。

飲み会後半戦には、おかみさんテリィが作る、れんこんの牡蠣だし煮も登場。日本酒をだし煮の汁で割って飲んだりして、もうこれは家呑みですね。実に楽しく、おいしい時間が過ぎてゆくのでした。このままエンドレス? と初参加の方ならきっと不安に思う夜10時半頃、遊雀師匠の「おーい、みんなそろそろ帰るぞー!」という、いつもの一言。そして、三本締め。

パパパン、パパパン、パパパンパン!
パパパン、パパパン、パパパンパン!
もういっちょ!
パパパン、パパパン、パパパンパン!
ありがとうございましたー!

次回の開催は5月。1か月前に案内を告知しますので、ぜひ、ご予約をお早めに。
3回分チケットのご購入で事前にお席の確保もできますのでご相談ください。

(H)


Happiness is always delicious!
ギャラリーキッチンKIWI

2014年3月15日土曜日

【ルポ】科学バー サル編 vol.6「エイジングの進化論 チンパンジーの高齢化から見えること」

菜の花のオムレツは春の味
今宵の科学バーのお料理は、ご好評いただいている定番大人のポテサラ、豚肉のポルケッタ、菜の花としらすのオムレツ、ソーセージのピクルス、れんこんのヤム、そして〆の特製欧風カレー(3、4日煮込んでます)。オムレツには、お客様から「このふわふわの食感とテクスチャーがすごい。おいしい!」とお褒めの言葉をいただき、料理担当のスヌ子が木に登ってしまうほど。
海外出張や航海で留守が多かったNobu店長が、バーカウンターの奥から温かいまなざしで見守ってくれています。

お酒とお料理を楽しんでいただいたあと、夜7時30分頃からトークをスタート。ゲストは、おなじみの霊長類学者、山越 言さん(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授)
満員御礼! 深謝!
これまで「おばあさん仮説」や「人は料理で進化したという仮説」など、チンパンジーとヒトと進化をめぐる話題を、知識ゼロから楽しめるようにお話してくれた山越さん。今回は、ご自身が90年代から通う、ギニアのボッソウ村にいるチンパンジーが高齢化している、という新たな発見の話。

寿命は35〜40歳と考えられていたチンパンジーがいま、50〜60歳を迎えることが珍しなくなったのだそう。メスでは50歳を越えてなお閉経しない個体も報告され、なぜこのようなことが起こっているのか? という疑問へのハッキリした解答はまだなく、議論はこれから。

野生動物の年齢を把握することの難しさ、そもそも寿命とは? など、高齢化する過疎の村を連想させるボッソウのチンパンジーの群れについての報告に、かなり突っ込んだ質問が多く、なんだかいい雰囲気。
一人一人の体の特徴で見分ける
超高齢化社会する現代社会と、年齢構成の近年の変化の様子があまりにも似ているので、これは! と思ったりしつつも、まずはボッソウのチンパンジーがこれから先どうなるのかも含めて山越さんの研究成果を楽しみに待つべきなのでしょう。
いま考えられること
定説となった話を聞くことの多いサイエンスカフェですが、今夜のように、まだ新たにわかりはじめたばかりのことで、ゲストの研究者も結論に至っていない話を聞くのは、とてもスリリング。参加者から出る話の中に、何か核心を突くヒントが隠れているかもしれませんから。


(H)

Happiness is always delicious!
ギャラリーキッチンKIWI

2014年3月6日木曜日

見本出来:文庫『クマにあったらどうするか』

かわいい…
文庫版『クマにあったらどうするか』の見本出来。
いよいよ来週から書店で販売開始。
帯のちょっとした仕掛けは、Amazonでご覧いただけます。

(H)

Happiness is always delicious!
ギャラリーキッチンKIWI

2014年3月2日日曜日

ゆる薬膳:スヌ子「Domani」連載「徒然めし」

足下にドラえもん
春っぽい表紙の「Domani」4月号(小学館)
スヌ子の新連載「徒然めし」は早くも4回目。あっという間です。
苺豆腐など4品
東京日本橋のスタジオにて
テーマは「ゆる薬膳「お食事」ルポ
何をするにも元気が必要!
走らなくても、泳がなくても、
断食しなくても、外食が続いてもOK!
日々の食事にちょっと薬膳をプラスするだけ!

   鱈の梅にんにく蒸し
   人参ごはん
   ニラ玉大根餅
   苺豆腐

体にいいから、おいしい!
そんな、なんちゃって薬膳料理のご提案です。

(H)

Happiness is always delicious!
ギャラリーキッチンKIWI