2012年10月15日月曜日

ジョン・レノンが好んだ味:ミカドコーヒーのモカソフト

ジョン・レノンが好んで食べていたという、
ミカドコーヒーのモカソフト(プルーン添え)。
三越日本橋本店向かい、
石畳のむろまち小路の中程にあるお店の前を毎日歩きながら、
今日まで「ソフトクリームって柄でもないし」と通り過ぎていたのでした。
でも、今日は朝から効率よく仕事が進み、気分は爽快。
オフィスに戻るとき、店の前を通りかかったのは午後3時。
心と胃袋の条件が整っていたこともあり、入店することに。

一見、表示価格の意味がよくわかりませんが、
要するに、ゆったり座れる2F、3Fでブレンドを頼むと400円のところ、
1Fのスタンドならば半額の200円に。
モカソフトも同様に430円がスタンドならば300円で食べられますよ、ということ。
モカソフトは、コーンとカップのどちらかを選べ、
カップにはプルーンが付いてきます。
料金システムとサービスが、商いの町、日本橋らしい。

ソフトクリームは土地柄が出るのか、
思い出すのは、京都にあった1500円のアイスクリーム。
京都熊野神社の西のほう、丸太町通り沿いにある駄菓子屋さんのような
佇まいの店で売っていて、何度も前を通り過ぎていたのでした。
食べた人に聞くと、「ちゃんとおいしい」という返事。
けっきょく食べる前に、お店は閉店してしまいましたが、
京都でなければ、いくら高級な食材を使ったとしても、
800円くらいにしとくのでは? と思ったりもして。
試しに食べてみた人がそれなりにいたのか、
お店は2003年に閉店するまで、60年間続いていたそう。

さて、ジョン・レノンが好んで食べたという(くどいですね)
モカソフトの味は、「さっぱり」。
後味は「すっきり」。
コーヒーを飲んだこともあるでしょうが、
勘定を済ませ、お店を後にして、オフィスに向かって歩き出したとき、
今しがたソフトクリームを食べたなんて信じられない、と思ったくらいです。
記憶力の著しい低下? と不安がよぎりましたが、きっと大丈夫。
蕎麦を食べた後にだって、これなら合いそうです。

最後に念のため、
ジョン・レノンが通ったのは軽井沢のミカドコーヒー。
日本橋店が1948年に開店。日本初のスタンドコーヒーをはじめ、
その4年後に、リゾートカフェのはしりとして軽井沢店ができたそうです。

(H)

Happiness is always delicious
ギャラリーキッチンKIWI

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