2013年8月29日木曜日

茄子のアサディジョ漬け(前編)

かつてアラビア人が、スペインのラマンチャ地方に
伝えたという漬物「茄子のアサディジョ漬け」を作る。
きっかけは、『茄子』(黒田硫黄)
『ドン・キホーテの食卓』(荻内勝之)を読んで、
いつか自分でも、と思っていたから。そのいつかがふいにやってきた。

赤身の肉みたいな赤ピーマンは、
高糖度とは書いていないけれど、果物並の甘さ。
昼は天日で干して、夜は扇風機で水分を飛ばす。
一日でこれくらいしおしおに。
食べてみると、甘さの後に苦みがくる。
これはいろいろ使えそう。塩漬けとか。

材料は小茄子、アサディジョ(フェンネル、
クミン、パプリカ、鷹の爪、ニンニク、オリーブオイル)、
ピクルス液(ホワイトビネガー、米酢、水、塩)。

アサディジョは材料をフードプロセッサでペースト状に。
ちょっとニンニクが多すぎたか。
これだけだと、塩も入っていないので、
うまい! というわけではない。

実の半分ほどのところまで切れ目をいれた小茄子を
数分茹でて氷水でしめた後、その切れ目にアサディジョを詰める。
見た目のアクセントがほしかったので、
大きめに切った乾燥赤ピーマンを
いい加減な感じで挟んでみた。ぴろっと出てるのがそれ。

残りのペースト、ピクルス液で茄子を浸し、
表面にオリーブオイルの膜をつくる。

蓋をして、3〜4日頃が食べ頃という人もいれば、
一週間くらい経ったほうが、という人もいる。
茄子の大きさ、茹で具合、ピクルス液の酸度と塩分、
気温、湿度、そして何より食べる人の好みによるのだろう。

さて、どうなることか。結果は次週。

(H)

Happiness is always delicious!
ギャラリーキッチンKIWI



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